
なせ糖質を摂ると太りやすくなるのでしょうか?
糖質とは、タンパク質、脂質と共に人間が生命維持をするのに欠かせない三大栄養素の1つです。
小学校でもバランスよく食べないと栄養が偏ると教わってきました。
糖質は脳のエネルギーとなる唯一の栄養素です。
生きるために不可欠ですが、血糖値を上げてしまいます。
血糖値が急激に上がると脂肪をため込みやすくなるため、血糖値を急激に上げないことが太らない身体つくりができます。
どうして血糖値が上がると脂肪がつきやすくなるの?

実は、このインスリンには血中の糖分を脂肪に換えて体にため込む働きがあります。
血糖値が緩やかに上昇するのであれば問題ありません。
しかし、急激に上昇するとインスリンは過剰に分泌され、体に脂肪をため込みやすい体質になります。
さらに、血糖値の急激な変動は、眠くなったり、気持ちがイライラしたりするなど、精神を不安定にすることもあります。
イライラすれば脳はさらに糖を欲するという、心身の悪循環を招きます。
だから、糖質の摂り過ぎにも注意が必要なんです。
総カロリーの6割を超えないように注意しましょう。
エネルギーとして消費しきれなかった糖は体にたまり、タンパク質と結合して変性します。
それが劣化することで異常タンパク質(AGEs)が生成されます。
この現象を「糖化」といいます。
糖化すると、肌はツヤがなくなり、くすんだ印象になります。
そして、髪や骨の老化も進行させてしまいます。
いいことありませんね。
血糖値は食べ方でコントロールできます!

食べる順番を意識します。
ポイントは、「食物繊維」が多く含まれる野菜やキノコ、海藻類から先に食べること。
食物繊維は糖の吸収を緩やかにする働きがあります。
ごはんやパンなどの主食は糖質を多く含むので、一番後にしましょう。
また、ゆっくりかんで食べることも大切なポイントですね。
同じ物を食べたとしても、よくかんで食べると糖質の吸収スピードは緩やかになります。
血糖値を上げにくいおすすめの食品
水溶性の食物繊維の食品
野菜から先に食べる「ベジファースト」を実践している人もよくいますね。
ただし、野菜なら何でもよいのではなく、そこに含まれる食物繊維の質にも意識しましょう。
根菜や玄米に多く含まれる「不溶性食物繊維」よりも、水に溶けるとゼリー状になる「水溶性食物繊維」がオススメです。
糖質を包み込んでゆっくりと胃や小腸に移動し、糖質の消化・吸収スピードも穏やかになり血糖値の急激な上昇が防げます。
良質な油を摂ろう

水溶性食物繊維は、4〜5g以上摂らないと効果が得にくいとされています。
たとえばオクラだと、30本食べないと5gの水溶性食物繊維が摂れないのです。
これはなかなか実践が難しいもの。
そんな時は 消化・吸収に時間がかかり血糖値の上昇を緩やかにしてくれる「油」を活用しましょう!
お酢も油と同様、糖の吸収を緩やかにする働きがあります。
健康のために良質な油を選んで。
サラダドレッシングには「えごまオイル&ビネガー」や「オリーブオイル&バルサミコ」をおすすめします。
タンパク質・脂質も身体にいい
糖質と胃の中で混じり合い、ゆっくりと消化・吸収されるため、血糖値の急上昇を防げます。
ごはんに卵1個を加えるだけでも血糖値は上がりにくくなります。
一皿料理の時も、かけうどんよりも肉うどんや温玉うどんを選ぶなど、炭水化物だけではなくタンパク質や脂質と組み合わせてみましょう。
ドライフルーツはとてもおすすめ
日本人(成人)の1日の食物繊維摂取の目標量は、男性20g〜/女性18g〜ですが、実際は14g前後と目標に届いていない状況。
食物繊維不足を補うには、おやつにドライフルーツを食べるのがオススメです。
ドライフルーツに含まれるペクチンは水溶性の食物繊維。血糖値を上げにくい食べ物の1つです。
なぜ糖質で太りやすくなるの?まとめ。
いかがでしたか?
血糖値と太りやすさの関係は、わかりましたでしょうか。
食べる物と順番を意識することで、簡単にダイエットを成功させることができます。
ダイエットと美肌のために、血糖値を意識した食習慣を取り入れてみましょう。