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あなたの頭が痒くなるのは、使っているシャンプーのせいかもしれない

毎日、シャンプーしているのに頭が痒い。

こんな悩みがあるなら、原因はシャンプーにあるかもしれません。

ここでは、市販されているシャンプーの洗浄成分の簡単な読み方についてご紹介します。

シャンプー成分を覚えておくことは、生活上とても役に立つ情報です。

ではさっそく見ていきましょう!(*'▽')

市販の有名シャンプーの主要な成分

パンテーン

ここでは、まずは市販有名シャンプーの成分を抜き出してみます。

市販の売れている「パンテーン」

パンテーンCM

有名女優を起用した大々的なテレビCMで人気になったシャンプーです。

一体どんな成分になっているのでしょうか?

成分を確認するためには製品の裏側や、外箱が付いている場合は外箱に必ず記載されています。

パンテーンはボトルの裏側に記載されていますね。

成分:水, ラウレス硫酸アンモニウム, ラウロアンホ酢酸Na, コカミドプロピルベタイン, ラウリル硫酸アンモニウム, ジステアリン酸グリコール, コカミドMEA, 香料, セタノール, ジメチコン, ポリクオタニウム-10, クエン酸Na, クエン酸, 水添ポリデセン, 安息香酸Na, EDTA-2Na, エチレンジアミンジコハク酸3Na・・・

と沢山の成分が書いてあります。

シャンプーの主成分というのは基本的に「洗剤(陰イオン界面活性剤)」です。

化粧品は配合量の多い順番で成分表示を書く決まりがあります。

表示の順番で成分の配合量が大体わかります。

※ただし1%以下配合の成分は順不同で記載されているので完璧には分かりません。

シャンプーの場合は7割が水で、あと2割以上が洗剤が占めます。

つまり、重要なのは上位に記載されている洗浄成分だけ。

市販シャンプーなら上から3~5個の成分は、ほぼ洗浄成分になっています。

メインの洗浄剤さえ把握できれば大体のシャンプーの機能性がわかります。

パンテーン成分を見ると

『ラウレス硫酸アンモニウム、ラウロアンホ酢酸Na、コカミドプロピルベタイン、ラウリル硫酸アンモニウム』

これらが主要な洗浄成分です。

主なシャンプーの主成分
  • P&Gのパンテーン主成分:ラウレス硫酸アンモニウム
  • P&Gのヴィダルサスーン主成分:ラウリル硫酸アンモニウム
  • 資生堂のTSBAKI主成分:ラウレス硫酸Na
  • 資生堂のマシェリ主成分:ラウレス硫酸
  • ユニリーバのラックス主成分:ラウレス硫酸
  • ユニリーバのクリア主成分:ラウレス硫酸
  • 花王のメリットピュアン主成分:ラウレス硫酸アンモニウム
  • 花王のセグレタ主成分:ラウレス硫酸アンモニウム
  • 花王のエッセンシャル主成分:ラウレス硫酸アンモニウム

主要成分はあくまで洗浄成分しか記載してません。

市販の安価シャンプーの場合ほとんどの商品が、

『ラウレス硫酸アンモニウム』もしくは『ラウレス硫酸Na』

という成分が主成分になっていることがわかりますね。

これはメーカー問わずほぼ同じ状況です!

 

市販シャンプーのほとんどは『硫酸系』シャンプー

『ラウレス硫酸Na』とはどういう成分なのか?

合成洗剤である『ラウリル硫酸Na』という高洗浄力・高刺激・高残留性の洗浄成分を改良して作られました。

現在のシャンプー市場のほぼ7~8割を占めています。

非常に洗浄力の高い成分なので、あまり敏感肌におすすめと言える成分ではありません。

しかし、ラウリル硫酸Naなどの成分と比べるとかなり良くなっています。

特に敏感肌だったり髪のダメージや乾燥に悩みの無い方は問題なく使える成分です。

ラウリル硫酸系の成分は今は日本企業では、ほぼ使用しなくなっている成分です。

以上のような【◯◯硫酸~】のように表記されている洗浄成分を、

一般的に、『硫酸系洗浄剤』『サルフェート系洗浄剤』と呼びます。

硫酸塩のことを英語呼びで「サルフェート」というので、同じ意味です。

「Na」とか「TEA」とか「アンモニウム」とかの言葉は原料に用いているアルカリ剤を意味しています。

基本的にはNa系よりTEA系、TEA系よりアンモニウム系の方が低刺激と言われています。

ラウリル硫酸Naなどよりはラウリル硫酸アンモニウムの方がまともな成分なのは間違いありません。

【硫酸系洗剤】のメリットとデメリット

市販シャンプーのほぼ全てに主成分配合されている硫酸系洗剤の長所と短所。

市販シャンプーの【メリット】

  • 高い洗浄力でさっぱり洗える。使用感触が良い。
  • 泡立ちが非常に良好である。
  • 原価が安いので大量生産品に向いている。
  • 硬水や軟水などの水質に関わらず使用できる。
  • 数ある洗剤の中で最も利用歴が長く、ある意味安全性の裏付けが十分である。

市販シャンプーの【デメリット】

  • 洗浄力が高すぎるため油分などを配合しないと洗浄後の軋みが大きい。
  • マイナスの静電気を与える力が大きいため帯電を中和するリンスやトリートメントが必須。
  • 洗浄力の高さと帯電の強さから敏感肌への刺激が懸念されている。
  • ラウリル硫酸系の場合さらに強い刺激性の懸念がある。
  • パーマや縮毛矯正、カラーリングなどの化学施術後のヘアケアには不向き。
などの特徴があります。
まとめると、洗浄力がとても高く使い勝手は良いですが、敏感肌やアトピー肌の方やダメージ毛のヘアケアには不向きと言えます。
安くて、よく洗えてとてもいいのですが、使い続けると頭皮のダメージ心配ということになります。

硫酸系でも低刺激化する方法

ちなみに硫酸系洗剤を用いた場合でも、
『両性イオン系界面活性剤』と呼ばれる成分を併用することで、帯電性や洗浄力、刺激性などをある程度緩和することができます。
  • 「コカミドプロピルベタイン」
  • 「ラウラミドプロピルベタイン」
  • 「ラウロアンホ酢酸Na」
  • 「ココアンホ酢酸Na」
などの成分と一緒に配合されていると比較的低刺激になっています。
市販シャンプーの成分を見ていると、だいたいこのタイプの成分と併配合されています。
市販の安価品であっても、硫酸系洗剤の刺激性や洗浄力が頭皮をモロに直撃するような成分配合にはなっていないといえます。
だから売れているんですよね。
パンテーンのその主要な洗浄剤の構成を見ると、
ラウレス硫酸アンモニウム、ラウロアンホ酢酸Naコカミドプロピルベタイン、ラウリル硫酸アンモニウム
ラウレス硫酸系が主体でかつラウリル硫酸系も配合されている代表的な硫酸系洗剤メインのシャンプーです。
「ラウロアンホ酢酸Na」「コカミドプロピルベタイン」という両性イオン系が多めに配合されています。
だから、ある程度の刺激緩和はなされているんですね。
ただし、両性イオン系で低刺激化していると言っても限界はあります。
硫酸系ベースのシャンプーが「アミノ酸系洗剤」ほどの低刺激性になることはありません。

あなたの頭が痒くなるまとめ

いかがでしょうか。
毎日シャンプーしても、頭が痒くなるならシャンプーを変えてみるのもいいかもしれません。
少し高くても、「アミノ酸系洗剤」の低刺激シャンプーを使うこと良くなるならいいですよね。
ただ、そればっかりじゃあ高くつきますから、使い分けするといいでしょう。
シャンプーを変えても痒みが治まらないのは、すでに頭皮が炎症をおこしていることがあります。
頭皮の痒みの治療薬はドラックストアやスーパーでも売っているので使ってみると痒みは治まりますよ。
そしてシャンプーを変えることであなたの頭皮の痒みはなくなりますね。

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