コロナウイルス、インフルエンザ、風邪などの予防や花粉症対策。
いろいろな目的で使うマスク。
使っているうちに臭いと感じませんか?
マスクが臭くなるのは仕方ないこともありますが、工夫次第でニオイを軽減させることはできます。
今回はマスクが臭くなる主な原因と、予防法や対策についてまとめました。
マスクが臭いと感じる理由
マスクが臭いと感じるのはいくつかの理由があります。
マスクが臭いと感じる理由のひとつは雑菌臭
人の息には、いろいろな細菌が含まれています。
特に風邪で体調を崩している場合は、咳やくしゃみなどから細菌やウイルスがマスクに付着します。
マスク内は温度・湿度ともに高くなりますから、そのまま長時間使用していると、細菌が繁殖して嫌なニオイがするのです。
マスクが臭いと感じる理由その2は、口臭
マスクをしていると口や鼻の周りに自分の息が溜まります。
だから、何もつけていない時よりも自分の口臭をとてもよく感じます。
口の中に食べた物のカスが残っているとニオイがしやすくなります。
そして、胃腸の状態が良くないなどの体調が悪い時にも口臭が発生します。
マスクが臭いと感じる理由その3は、マスクについた唾液
人の口の中には無数の細菌がいます。
歯周病などで口内環境が悪く、唾液の量が少なくなって口が乾燥したりすると特にニオイが発生します。
これが雑菌臭です。
きれいな唾液に含まれる酵素自体もニオイの元があります。
唾液は乾燥するとニオイが強くなるので、マスクも臭くなり、より匂いを感じます。
マスクの臭いニオイを防ぐには
では、マスクの臭いを防ぐにはどうしたらいいのでしょうか。
マスクのニオイ対策その1は、口腔内を清潔にする
まずは、しっかり歯磨きをして、口内環境を整えます。
口のニオイから改善させること。
歯についた汚れを落とすことはもちろん、舌についた白い汚れもキレイにしましょう。
舌苔のキレイにする方法として舌専用のジェルと舌ブラシを使うといいですね。
マスクのニオイ対策その2は、毎日マスクを交換する
ガーゼ式であっても使い捨てであっても、マスクを長時間つけ、使いまわしするとニオイも気になり不衛生です。
「もったいない」と思わず、毎日に交換するようにしましょう。
少しの汚れであれば、口に当たる部分にガーゼやキッチンペーパーなどを挟み、それだけ取り換えればOKです。
マスクのニオイ対策その3は、消臭スプレーなどを使う
マスクの外側に、抗菌成分やアロマ成分を含んだスプレーを吹きつけることで、不快なニオイを軽減できます。
薬局なども市販されています。
また、自分好きなアロマオイルとエタノールで作ることもできます。
ここで注意することは、「マスクの外側にだけ吹き付ける」ことです。
薬剤やアロマオイルなどが皮膚に付くと刺激になることがあります。
エーザイ イータック抗菌化スプレー 20ml
マスクのニオイ対策その4は、唾液がつかないように鼻呼吸をする
マスクに唾液が付くと不快なニオイになります。
だから、マスクに極力唾液を付けないようにすることが一番です。
咳やくしゃみなど仕方のない場合を除き、しゃべらない・鼻呼吸を心掛けるなどの工夫します。
マスクが嫌なニオイを遮断する効果は?
マスクで自分の口臭が外に漏れるのを防ぐことは出来る
口臭が気になる時、マスクでニオイの広がりをある程度防ぐことができます。
しかし、マスクは口臭防止を目的にしたものではありません。
マスクに口臭を解決することはできません。
長時間使うと、口臭のニオイ物質が付着したマスクに雑菌が繁殖して、さらに臭くなることもありますので気を付けましょう。
外部からの悪臭を完全に遮断するほどの効果はない
人の体臭や介護の時の排泄臭など、日常生活の中で悪臭が気になる時に防臭対策としてマスクをする人もいます。
しかし、一般的なマスクで遮断できるのは空気中のホコリ・花粉・ウイルスなどで、分子の細かいニオイ物質まで完全にシャットアウトすることはできません。
完全なニオイ対策をするためには、ガスマスクをする必要があります。
まとめ
マスクが臭いのは、マスク自体が臭いのではなく、口臭が原因の場合がほとんどです。
マスクをするときは、しっかり歯磨きをして息をスッキリさせてからつけるようにしましょう。