子供はいつもジュースや食べているものを服につけてしまいます。
春先の入園式や入学式でいい服着てもおかまいなしです。
ジュースや食べ物を服にこぼしてしまった時には、絶対にオシボリタオルでゴシゴシしないこと!
食べ物や飲み物をお洋服にこぼした時の対処法
1. 上にのっている固形物は、押し込まないように紙ナプキンやティッシュで摘み取る。
2. 水分は色のあまり濃くない乾いたタオルやハンカチでつかんで水分を移し取る。
★やっちゃダメなこと
オシボリタオルでゴシゴシこすこと。
オシボリタオルやおしぼりは、塩素消毒されており残留していることがあります。
その塩素の影響で脱色(色が薄くなったりにじんだり)することがあります。
また、ゴシゴシこすると繊維が毛ばだったり傷んだりします。
特にシルクやキュプラなど繊細な繊維は特に注意が必要です。
クリーニングに出して、キレイに染み抜きしてももらっても、毛羽立ちや傷みは直りません。
水を付けたタオルで強くこすったり、もんだりしてはいけません。
ウールはもんだりこすったりすると毛が絡まりってフェルト生地のようにかたくなります。
洗剤をすり込んで水洗い。
よくこぼした洋服を見てお店の人が対応してくれることですが、まず洗濯表示を確認をしてください。
水に浸してはダメな表示がある素材は縮んだり色移りしたりします。
特にネクタイは、布地を斜めに使って作っています。
ネクタイを水に浸けてしまうと捻じれて直すことが難しくなります。
クリーニングに出すときはなかったシミが!
清涼飲料水をこぼした時は、うまく吸い取ってもクリーニングに出す場合は、ひと声かけてお願いしましょう。
清涼飲料水は、糖分を含んでいます。
キレイに吸い取ってしまえばどこにこぼしたかわからなくなります。
しかし、クリーニングに出して返って来たら茶色いシミがあったなんてトラブルがあります。
「こんなシミは、無かった。」とトラブルを避けるためにもジュースをこぼした時にはクリーニングに出すときはひと声かけるのがポイントです。
なぜ、無かったシミができるのか?
清涼飲料水は、糖類を多く含んでいます。
砂糖水は煮詰めることによって茶色くなりますよね。
それと同じでアイロンなどによって熱を加えられた清涼飲料水の糖分がキャラメル色に変わるためにおこるのです。
また、みかんやりんごなどに含まれるポリフェノールという成分は、あぶり出しと同じで茶色く変色します。
透明なシミは、クリーニングに出すときは注意が必要です。
このあたりにこぼしたと言っておけば、最初にしみ抜きしてからクリーニングしてくれるのでトラブルにはなりません。